かれこれ10年近く乗っている愛車のブロンプトン。
最近は奈良の自宅から大阪まで、折りたたんだブロンプトンを電車に積んで、週に1回ほど輪行することがあるのだが、駅のホームや階段、構内などで10kg以上あるブロンプトンを持ち歩くのがツラいことがある。
ブロンプトンには、折りたたんだ時に転がしやすくする純正オプションのリアキャリアを取り付けることができるのだが、これが純正だけあってかなり高い。
2022年1月現在で2万円以上の価格となっているのだ。
流石にオプション品で2万円超の出費となると妻への説明がつかないので、代替商品を探してみると、Amazonで中国製の商品ではあるが格安のリアキャリアが見つかった。
Amazonレビューも少なく、購入に際し多少の不安はあったが、とりあえず安かったので買ってみることにした。
中国からの発送だったので到着まで2週間程度かかったが無事に到着。
キャリア以外の付属品はなく、フレーム固定用のボルトも付いていなかったので別途購入した。
実際には近くのホームセンターで入手したが、M5 x 10mmのサイズさえ合っていればどんなボルトを使っても問題ないだろう。
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リアキャリアの取り付け
リアキャリアは上記赤丸で示した部分2箇所(両サイド)と、下の写真赤丸部分の3箇所を固定して取り付ける。
※後輪のマットガード(泥除け)はすぐに割れるため元々外している。
フレーム両サイド固定の2箇所は単にボルトで固定するだけで簡単なのだが、もう1箇所の固定にはやや苦労した。
まず、10mmレンチでブレーキ、リフレクターを共締めしているボルトを外す。
この時、複数のワッシャーなど細かいパーツが一気に外れるので、パーツの順序を忘れないようにする。
ボルトと全てのパーツが外れたら、ブレーキとフレームの間にキャリアを挟むようにして、再度ボルトで共締めし直す。
この時、キャリアの厚み分ブレーキの位置が変わるため、ブレーキシューがタイヤに干渉する問題が発生する。
その場合は慌てずに、ブレーキシューを固定しているボルトを緩め、シューの位置を調整すれば問題ない。
イージーホイールの取り付け
リアキャリアの取り付けができたら、あとはイージーホイールをキャリアに取り付けて完成だ。
Amazonで格安のイージーホイールがいくつか販売されていたが、どれも耐久性が心配だったので、ここは妥協せずに純正のイージーホイールを選択した。
純正イージーホイールには5mmと6mmの2タイプあるが、今回当記事で紹介したリアキャリアは6mmに対応している。
またこちらのセットには、折りたたみ時の自走を防ぐシートピラーエンドキャップも付属している。
シートピラーエンドキャップの取り付けは、折りたたんだ状態のブロンプトンを逆さまにしてシートポストの先端にキャップを当てる。
そして樹脂製のハンマーなどで叩き入れれば簡単に取り付けることができる。
完成
そして完成したブロンプトンがこちら。
今回のカスタム費用は約7,000円。
純正のリアキャリアと比べて3分の1以下の費用に抑えることに成功した。
折りたたんだ時の安定感もキャリア無しの状態と比較したら抜群で、キャリアの見た目も純正よりシンプルで気に入っている。
これでいつものブロンプトン輪行生活をさらに楽しめるに違いない。
次の大阪行きが待ち遠しい。