先日、会社で会社で使用しているLinuxサーバーが突然フリーズしたので強制再起動をかけたところ、emergency modeに入ってしまい通常モードでの起動ができなくなってしまった。

emergency modeでの起動時には以下のようなメッセージが表示された。

Welcome to emergency mode! After in logging in ,type “journalctl-xb” to view system logs , “systemctl reboot” to reboot , “systemctl default” to try again to boot into default mode.
Give root password for maintenance.
(or type Control -D to continue):

今回はこの問題に対し、通常モードで起動できるようになるまでに行った手順を備忘録としてまとめる。

emergency modeになってしまった原因について

原因は状況により様々だろう。

ただ、今回のケースではマウントしていた外付けHDDが、強制再起動した時にマウントエラーを起こしてしまったことが原因だろうと推測し、復旧に向かった。

通常モードで起動するまでの手順

まずメンテナンスモードに入るため、rootパスワードを入力する。

パスワードが合っていればログインに成功し、コマンド操作を受け付けられるようになる。

ここで以下のコマンドを実行し、読み取り専用モードでマウントされている「/」ファイルシステムを書き込み可能なようにマウントし直す。

$ mount -o remount,rw /

次に問題となっているファイル「fstabファイル」を編集する。

$ vi /etc/fstab

viコマンドでファイルを開き、マウントに失敗している設定行をコメントアウトまたは削除して保存終了(:wq)する。

編集したfstabを以下のコマンドで反映。

$ mount -a

最後に再起動をかける。

$ reboot

今回のケースの場合、これで通常モードで起動することができるようになった。