クレジットカードがリボ払いの設定になっていたことで、利用残高が100万円近くあることが分かった時のことを前回の記事で取り上げた。

さて、どうするか?

このとき俺の頭に浮かんだプランが次の二つ。

一つ目が素直に妻に伝えること、もう一つが何とか隠しながら返済し、少しずつ残高を減らしていくことだ。

前者は最もシンプルなプランであり、妻の性格上この件で激昂するようなことはない。
ただし急に湧いて出たこの損失を取り返すまで、生活レベルを今より下げなくてはならないのだが、出来れば妻には気を使わせたくない。

一方、後者について隠すのは恐らくそう難しいことではない。
ただし俺一人で生活を切り詰める必要があり、無理に返済を急ぐと、機微に聡い妻は簡単に異変を感じるだろう。
少しずつ返済するとなると、完済までの間もリボ払いの暴利の手数料を取られ続けることになる。

負債の告白まで1日の流れ

負債の発覚

日曜日の午前中にリボ払いの負債があることが分かったのだが、その時点では先述の2つのプランについてどちらでいくか答えが出なかった。

とりあえず保留としておき様子を見ることにした。

日曜の午後

いつも午後は1歳4ヶ月になる双子の息子を連れて、家族4人で近所の公園に行っている。

この日は、先日ネットで買った(リボ払いで)電動自転車に子どもを乗せて、いつもの公園へ遊びに行った。

この時、俺の頭の中はリボ払いのことで頭がいっぱいで、気分も重く終始憂鬱だった。

スーパーへ買い物

夜ご飯は海鮮鍋にしようと以前から決めていたので、スーパーへ買い出しへ行った。

普段ならそれほど値段も気にすることなく食べたいものを好きなだけカートへ入れていたのだが、この日は適度に怪しまれない程度に極力安い食材を慎重に選んだ。

妻は鯛しゃぶを食べたいと言っていたが即座にブロック。
安いカワハギを1パックと、あとは雑炊で腹を満たそうと何とか説得した。

子どもの寝かしつけ、食事を終えて

家に帰ってしばらくして、19時ごろになると子どもを寝かしつける。

それから晩ご飯の支度をする。

この時、1日を過ごしてみた結果、やはりこの先ずっと隠し通すのは無理だと判断してようやく打ち明けることを決心した。

とはいえ、この日の食事の時くらいはせめて気を使わせないように、食後に打ち明けることにした。

「実は大事な話があるんやけど」

「クレジットカードが知らない間にリボ払いになってて、、、」

「あと残り96万円の残高があって、、、」

流石に妻は動揺を隠し切れていなかったが、最後まで冷静に話を聞いてくれた。

「節約してまたお金貯めよう」

と、優しく声をかけてくれた。

その後、子どもが寝静まってシンとしたリビングでPCを開き、表計算ソフトで今後の貯蓄計画を一緒に考えてくれた。

急に湧いて出たこの大きな出費は完全に俺の責任だ。
情弱を狙うリボ払いの罠にまんまとハマり、さらに収支管理をまともにおこなわず浪費しまくったツケが回ってきたのだ。

そんなバカな俺に対し、一言の叱責もなく協力してくれる妻には感謝しかない。

妻に対するこの借りは必ず返す。
形はどうなるか分からないが、少なくとも今回の出費額以上の価値で恩返しすることをここに約束しよう。