昨年7月に大阪から奈良へ引っ越し、これまでどおり自転車での移動を主としていたのだが、さすがに暑い時期になってくるとアップダウンの多い奈良の道を自転車で走るのはしんどくなってきた。
そこで、本格的に暑くなる前に電動自転車を買うことにした。
電動自転車は安いものだと6万円台から販売されているが、ママチャリのような見た目の車種が多くあまり乗る気がしない。
ネットで調べたところ、スポーツ系のタイプやミニベロ系など、電動自転車でも様々な車種があることが分かった。
そして今回選んだのが、Panasonic製のEZというモデルの電動自転車。
本当はマットオリーブカラーが欲しかったのだが、どこの店舗を探しても在庫切れ。
店舗に問い合わせると、いつ入荷するのか見通しが立たないとのことだったので、タンカーイエローを購入することにした。
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開封の儀
自転車のネット注文は初めてのことだったので、配送中の破損などが心配ではあったが無事何事も起きずに到着した。
完全に組み立て済み、またバッテリーも100%まで充電された状態で、すぐ乗れる状態のまま頑丈に梱包されていた。
かなり念入りに梱包されていたので、開梱だけで15分程度の時間を要した。
開梱後、サドル高さを調整した全体写真がこちら。
そもそも大柄の人が乗ることを想定して作られたモデルではないため、179cm、80kgの俺が乗るには、サドルをMAXまで引き上げて丁度良い高さになる感じ。
また、通常泥除けのフェンダーは付属していないが、今回購入したこちらの店舗では無料特典として付き、取り付けまでしてくれた。
軽く庭を試乗してみたが、電動アシストの快適さを味わうと、もう普通の自転車には戻れない。
各パーツ詳細
それではPanasonicEZの各パーツについて、それぞれ紹介していこう。
極太ブロックタイヤ
タイヤは20×2.125HEの極太ブロックタイヤ。
この手の極太タイヤを搭載した自転車に乗るのは初めてだったが、多少の段差や悪路、また細い溝のある道でも難なく走れるため、安心して乗ることができる。
スピード面でも、そもそも電動アシストが付いているため平坦な道もスイスイ走ることができる。
制動力の高いSHIMANO製のVブレーキ
ブレーキは前後ともにSHIMANO製のVブレーキ。
スピードの出る下り坂でも、軽くブレーキレバーを握ればキュッと止まることができる。
ギアは内装3段シフト
ハンドル右手には3段階のグリップシフトが付いている。
ギアは内装式となっているため、外装でよくある錆問題やチェーン外れなどが起こりにくい。
3段階のアシストモード
ハンドル左手には、アシストモードを切り替える液晶スイッチがある。
アシストモードは、パワー、オートマチック、ロングの3つのモードがあり、上下矢印ボタンで切り替えることができる。
バッテリー消費量はアシストモードによって変わるため、平坦な道はロングモード、急な登り坂はパワーモードといったように、長い距離を走る場合は適宜切り替えてバッテリーを節約することも重要だ。
サドル位置を簡単に変えられるレバー式
サドルは通常のママチャリに比べるとやや小さく固め。
サドル位置を調整するためのレバーは、いわゆるグルグル回すタイプではなくレバー式を採用しているため、簡単に位置変更をおこなうことができる。
また、サドルを簡単に抜き取られないようにするための「サドルガードマン」が実装されており、MAX位置を超えてサドルが抜けないような仕様となっている。
片足スタンド
スタンドはご覧のとおりの片足タイプ。
電動アシスト自転車は車体が重いため、より安定性のある両足タイプのスタンドにカスタムするユーザーも多いようだ。
3つのキャリア
PanasonicEZは、デフォルトで3つのキャリア(荷台)が付いている。
ロープを使用して荷台として利用するも良し。カゴを取り付けても良し。
様々な使い方が考えられるところだ。
バッテリー容量について
バッテリー容量はやや低めの8Ah。
走行距離に換算すると、パワーモードで約31km、オートマチックモードで約35km、ロングモードで約52km。
通常の街乗りレベルでは十分だろうが、休日のサイクリングで使う場合などは、先述のとおりモードを切り替えながらバッテリーを節約して走る必要が出てくるだろう。
なお、バッテリーにも鍵が付いているため盗難対策もバッチリ。
残量が減ってきたら付属の充電器で充電しておこう。
奈良市内約20kmをサイクリングしてみた感想
注文から約1週間後、先日の金曜日に到着したので早速休みの土曜日に、奈良市内をサイクリングしてきた。
学園前、西大寺と近鉄沿線を東へ向かい奈良公園へ。
周辺をブラブラして、陸上競技場付近にある「緑の丘」上まで走ってきた。
アップダウンが全く気にならない
アップダウンの激しい道で、特に丘上までの坂道は通常の自転車ならまず登ることは考えないだろう。
しかしEZのアシストがあれば、脚力をほとんど使わずに難なく走破することができた。
大阪に比べ、自転車移動が難しい奈良でも電動自転車ならどこへでも行けることができる。
今回EZに実際乗ってみて、気になった点があるとすれば以下の2つがある。
尻が痛い
これはどの自転車にも共通する点でもあるが、長距離の走行となるととにかく尻が痛い。
乗り慣れていないせいもあるかもしれないが、この点について通常の自転車よりもやや痛くなるのが早い気もした。
サドルのカスタムも検討しても良いかもしれない。
カゴがない
普段、荷物はバックパックに入れて移動しているのだが、この時期になるとバックパックは背中に熱がこもり、Tシャツがびしょびしょになってしまう。
前後どちらかのキャリアに、早急にカゴを取り付ける必要がありそうだ。
まとめ
長距離のサイクリングではまだ一度しか乗っていないが、良い買い物をしたと思う。
まず、自転車をネットで購入することについて、破損などがやや心配ではあったが、店舗や配送業者の対応もしっかりしていたおかげで到着後すぐに乗ることができた。
防犯登録についても同じ店舗内で、別商品として登録されているので合わせてカートに入れて簡単に手続きを済ませることができた。
今までは、坂道を気にして行きたいところにもなかなか行く気が起きなかったが、EZが手に入ってからはその懸念もなくなり行動範囲が大幅に広がった。
妻はすでに双子用の電動自転車に乗っているため、これから家族4人で色々なところにサイクリングで出かけるのが楽しみである。