前回、IT企業から内定をいただくも辞退してから数日後の話。
リクナビNEXTで新たな求人に応募した。
その会社は自社サイトをメインに、腕時計の通販を行っている会社だった。
求人を見る限り、社内の雰囲気は明るく、オフィスも綺麗で、金銭的条件も良し。
さらに学歴不問でもあったことから、迷わず応募し、書類選考を通過し何とか一次面接までこぎつけた。
イケメンとの一次面接
一次面接は30代後半のイケメン役員が担当した。
後で知ったことだが、そのイケメンはアクセス解析などのWebマーケティング業界では名の知れた存在で、半端ないカリスマ性を放っていた。
イケメンは俺の特殊な経歴に強く興味を持ってくれ、話は大いに盛り上がった。
この時も、プライベートで手がけてきたWebサイトやプログラムの制作実績を見せた。
手応えは十分で、やはり技術系企業への面接の際に何らかの制作実績は持っておいた方が良いだろう。
ひととおり面接が終わると「俺から社長にプッシュしとくから、二次面接に進んでもらいます」とありがたい言葉をいただいた。
このイケメンは社長に近い存在のようで、社内の発言力もかなり大きいに違いない。
今回は間違いなく採用されるだろう!と確信した。
社長不在の二次面接
その日は雨だった。
梅雨のジメジメした外気を受けながら二次面接へと向かった。
二次面接は社長が担当すると聞いていたが、どうやら所要で来れなくなったようだ。
イケメンが「プッシュ」してくれているので、不在でも特に問題ないだろう。
そう思った。
面接は背の高い営業部長が代理で担当した。
その面接官は「ザ・営業マン」といった風貌で、一見して「反りが合わないな」という印象を持った。
その後、簡単な質問に答えただけで二次面接は意外にもあっさりと終了した。
何が気に入らなかったのだろう。
その「営業マン」は何かと喧嘩腰の物言いで、俺を拒絶していた。
正直その場でぶっ飛ばしてやろうかと思うくらいの態度で俺に接してきた。
面接が終わり会社を出る頃には、確信を持っていた「採用」の二文字は消えてなくなっていた。
数日後には案の定、不採用のメールが届いた。
二次面接で瞬殺された理由について考察してみた
まず会社内の序列は次のとおりである。
※SNSやGoogleを頼りに個人的に調べてみた。
社長 ≒ イケメン > 営業マン
一次面接を担当したイケメンの俺に対する印象は間違いなく良かった。
後日、社内でイケメンは社長に俺のことを進言したはずだ。
それを聞いたNo.2の営業マンは、社内トップのイケメンに気に入られた俺の存在を排除しようと考えた。
営業マンは社長に頼み二次面接の担当を志願した。
そして計画どおり、俺を抹殺した。
以上、俺が勝手に考察した結果だ。
今回は期待していただけにショックは大きく、以後数ヶ月は転職活動をストップした。