VBAが多少書ける程度では市場価値がない事も分かっていたので、その後、C、C++、Javaなどを独学で勉強し、プログラミングの基礎を身に付けた。
ただ、Javaなどを学ぶ中でネックとなっていたのが、いずれもコンパイル方式の言語で、作ったプログラムをサクッと実行したり、他人にシェアしたりということができなかったということだ。
そこで今度は、Web上で自分のプログラムを公開するためにHTML/CSSを学んだ。
これまでCやJavaなど、比較的難易度の高い言語を学んでいたので、HTMLなどはかなりハードルが低く、短期の学習期間でWebページを作れるようになった。
作れるようになると、今度は実践の環境が欲しくなる。
その頃、職場にはWeb担当者がおらず、少しHTMLを触れる程度の職員が、新着情報を定期的に更新する程度の運用のされ方で、サイト構成もiframeやテーブルコーディングなど、かなり古い技術が使われていた。
そしてこのサイトのリニューアルを自ら申し出た。
外注するよりも破格の安さでサイトの運用を担当してくれるということで、上司の承認も二つ返事でおりることとなった。
棋士のマネジメント業と兼務という形でWeb担当になった俺は、独学で得た技術でサイトをリニューアルすることになった。
サイトのリニューアル後、アクセス数もアップし、周りからの評判も上々で、ひとまずリニューアルは成功と言えるだろう。
自分で作ったサイトの運用に充足感を覚えた俺は、Webサイトの制作を本職とするべく、転職に向けて本格的に動き出す。
目次
- 熊本で過ごした平凡な15年
- 囲碁との出会い
- 大阪での囲碁修行
- 中卒男のはじめての就職
- 転職に向けて ←この記事
- 転職活動を始める
- Web制作会社での2年間
- 2度目の転職 ブラック企業からホワイト企業へ
- 新会社の立ち上げから2年で年商1億円達成