先日、以下の記事でpyenvを使ったPythonのバージョンアップの方法について紹介した。

Pythonのバージョンをpyenvで管理する方法

シェルの種類がbashの場合なら、この方法で問題なくバージョンアップできるのだが、zshを使った環境の場合、記事で紹介した方法だとバージョンが切り替わらない。

今回はzsh環境においてのバージョンアップの方法について紹介する。

.zshenvファイルに設定を追記する

主な手順は先日の記事と全く同じなので割愛する。

zshの場合はホームディレクトリ直下の「.zprofile」ファイル内に以下の設定を追記する必要があるのだ。

vimでファイルを開き、以下3行のコマンドを追記しよう。

vim ~/.zprofile

export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"

編集した.zprofileを上書き保存してバージョン確認をしてみる。

pyenv versions
  system
* 3.8.1 (set by /Users/hogehoge/.pyenv/version)

python -V
  Python 3.8.1

python -Vを実行すると、pyenvでインストールしたバージョンに切り替わっていることが分かる。