標準化には、JISやISなどの団体によって定められたデジュレスタンダード、また公的には定められていないが事実上の規格となっているデファクトスタンダードの2種類がある。

今回はこの二つの標準化、規格について学んでいく。

JIS(日本産業規格)

JISは日本の国家標準の一つで、工業、データ、サービス、経営管理等に関する標準のことだ。

JIS規格はJIS法に基づき、JISCの答申を受けて主務大臣が制定する。

これまでJISの日本語名称は、日本工業規格とされてきたが、令和元年にJIS法が改正され、日本産業規格へと名称が変わった。

また、この法改正により標準化の対象として、データ、サービス、経営管理等が追加され標準化の対象範囲が広がっている。

IS(国際規格)

ISはISO(国際標準化機構)で制定された世界の標準のこと。

ISOは各国の標準化機関から成り、工業製品の国際標準の策定を目的としている。

その他の国際標準

ISOでは電気、電子技術分野を取り扱っていないが、それらの分野を補う国際規格として、ITU(国際電気通信連合)やIEC(国際電気標準会議)、IEEE(電気電子学会)などがある。

任意団体では、インターネットの標準を定めるIETF(インターネット技術タスクフォース)があり、RFCを公開してプロトコルやファイル形式などを主に扱っている。

また、アメリカの標準化組織にANSI(米国規格協会)があり、ASCII文字コード規格や、C言語の規格などを定めている。

デファクトスタンダード

JISやISなど公的に標準化されていないが、事実上の規格、基準となっているものをデファクトスタンダードという。

オブジェクト指向技術の標準化を普及しているOMGや、Webの標準を定めるW3Cなどが代表的なものとして挙げられる。