俺は20歳の頃から10年以上にわたり、ブラジリアン柔術という格闘技をやってきたのだが、昨年末の練習で首を怪我してしまい、病院で「頚椎症」と診断された。
頚椎症は、椎間板の変形で神経が圧迫されることにより手足のしびれや筋力低下が起こる疾患で、俺の場合は左の肩から前腕部にかけてのしびれと、左腕・背筋の筋力低下が症状として出ている。
しびれは処方された薬のおかげで少しマシにはなったのだが、筋力低下がひどく、普段おこなっていた筋トレの回数も著しく下がってしまった。
通常時 | 怪我の後 | |
懸垂 | 15回 | 2回 |
ディップス | 20回 | 1回 |
腕立て伏せ | 30回 | 5回 |
上記の表は怪我をして1ヶ月後くらいの記録で、それから3ヶ月ほど経った今では腕立て伏せも10回くらいはできるようにはなったが、未だに懸垂やディップスの回数はほとんど変わらず、年明けから4ヶ月以上まともな運動ができていない。
怪我の前は週2で柔術の練習ができていたので、ある程度身体も絞れていたのだが、今ではズボンの上に軽く贅肉が乗るほどまでに体型が変わってきてしまっている。
まともな運動ができるまでに最低でもまだ3ヶ月くらいはかかりそうで、さすがに危機感を覚えたので首に負担のかからない程度の運動をと思い、室内で軽く運動ができる任天堂Switchのフィットネス系ゲームをやってみることにした。
筋トレがメインのリングフィットアドベンチャーは合わなかった
まず最初に始めたのが「リングフィットアドベンチャー」
ジョギングや筋トレをすることで敵のモンスターを倒していくストーリー形式の人気ゲームだが、俺には向いていなかった。
まず起動からゲームプレイまでの時間が長く、また専用コントローラーのリングコンとレッグバンドの付け外しが面倒くさい。
また、プレイ内容もほとんどが筋トレばかりで、元々地味な筋トレが嫌いな俺は楽しんで継続することができなかった。
フィットボクシング2 は首への負担も少なくリハビリに有効
そして次に試したのが「フィットボクシング2」
無料の体験版をダウンロードできるので早速やってみたが、結論どハマりした。
フィットボクシング2をプレイして特に気に入ったのが、ゲームテンポの良さ。
ジョイコンを本体から外すだけでプレイできるし、不要なストーリーもない。
また、メニュー画面のUIもシンプルで分かりやすいため、慣れていない人でも簡単に操作できるため取っ付きやすい。
体験版では、いくつかのフィットネスプランから自分で選ぶ「フリー」を10回までプレイできる。
フリーでは、強度の高いメニューだと1回10分くらいで80kcalほどカロリーを消費できるプランもある。
この「分あたりの消費カロリー」は、およそジョギングと同程度である。
ジョギングと違って室内なので天気に関わらずいつでもできるし、着替えの必要もなく部屋着でそのままできるのも良いところだ。
フィットボクシング2 ダウンロード版を購入
そして体験版のフリーを10回消費した俺は、すぐに製品版を買うことにした。
発売から1年4ヶ月ほど経った今でも、メルカリで探したところほとんど値落ちせずに売られていた。
個人的にダウンロード版が欲しかったし、中古のメルカリとほぼ値段も変わらなかったので今回はAmazonで購入。
まだ製品版を買って3日目だが、1日30分(消費カロリーは300〜400kcal)を目安に続けている。
いつも汗だくになるまでプレイしているが、今のところ頚椎症が悪化することはなく良いリハビリになっている。
首に衝撃を受けやすいブラジリアン柔術に復帰するまでは、まだまだ長い時間がかかりそうだが、とりあえずフィットボクシング2なら毎日続けられそう。
筋肉のカットが無くなり、82kgまで増えてしまった身体がどこまで変化するか、今から楽しみだ。