15歳で故郷の熊本から大阪へ渡っておよそ17年間、ずっと大阪市内の賃貸マンションに住んできた。

この間、計5回引っ越しを繰り返し、先日まで3LDK(約70平米)のマンションに住んでいたのだが、子ども二人も生まれこれから大きくなってくることを考えると手狭に感じたので、この度引っ越すことにした。

引越し先は5LDK(約130平米)の戸建賃貸。

広さは十分で、大阪市内を離れたため家賃もこれまでとほぼ同額、むしろ若干安くなったくらいで、かなりの良物件が見つかった。

引っ越し後の荷解き作業なども一通り落ち着いたので、マンションから戸建てに変わって感じたメリット・デメリットを紹介する。

戸建て賃貸のメリット

窓の数が多く採光が良い

各部屋に最低2つ以上の窓が設けられているため、日中の採光の良さは格別だ。

日当たりの良い部屋に居るだけで心が落ち着くし、全部屋の窓を網戸にすると風の通りも良い。
普段家に居ることが嫌いな俺も、休日は家でくつろぐ時間が増えるようになった。

隣人トラブルの原因「騒音」を気にしなくて良い

マンション等の集合住宅で一番気になるのが隣人トラブルや騒音問題。

特に隣の部屋が子どものいる家庭だったり、自分の家に子どもがいる場合など、集合住宅に住んでいると騒音によるトラブルは付き物だ。

戸建ての場合はそういった諸々の騒音問題を一切気にしなくて良いので、小さな子どもも、すくすくと育てることができる。

また万が一、近所の住民とのトラブルに巻き込まれた時はすぐに引っ越せば良い。
戸建てとはいえ賃貸なので、こういった身軽さも大きなメリットの一つだ。

プチ菜園で楽しめるガーデニング

もっぱら妻が感じているメリットなのだが、今回引っ越した家には、ちょっとした庭が付いているので、家庭菜園を楽しむことができる。
ハーブ類を大量に植えておけば虫除け効果にもなるだろう。

運動量(歩数)が増えた

これは人によるかもしれないが、俺は身体を動かすのが好きな人間なのでメリットの部類にいれておく。

リビングから寝室、2階への移動など、部屋数が多くなったため単純に運動量が増えた。
無意識のうちに運動量が増えたのは想定外のメリットだ。

戸建て賃貸のデメリット

あらゆるところから虫が侵入してくる

マンションの場合、上階であればあるほど虫の出現率は低い。
実際、引っ越す前に3年住んでいたマンションでは、室内で虫を見た記憶はない。

戸建の場合は地面に面しているため、排水管、換気口、エアコンなど、あらゆる侵入口の虫対策が必要だ。

入居して1週間、早速大きめのアシダカグモをキッチンで見かけた。
また、どこから入ってくるのか小アリもよく見かける。

物件自体は5年前にフルリノベされたもので比較的きれいなのだが、やはりいくら防虫剤などの対策をしても最低限の虫は出現するので、虫嫌いの人は覚悟しておいた方が良い。

庭の草刈りなど手入れが面倒

庭に生える雑草は放置しておくと無限に伸びてくるため、定期的な手入れが必要だ。

これから暑くなる夏場などは地獄の作業となるだろう。

防犯対策を自分でしなくてはならない

マンションだとオートロックなどがあるため、防犯対策についてはそれほど気にする必要がない。

しかし戸建てになると自分たちで対策を施す必要があるので、出かける際には全ての窓に鍵がかかっているかなど、細かいところまで気を配る必要がある。

まとめ

まだ引っ越して1週間ほどしか経っていないが、戸建ての住居に関して概ね満足している。

何より子どもがいくら音を立てても一切気を使わなくて良いので気が楽だ。

これから長く住んでいく中で、今回紹介したメリット・デメリット以外にも感じることが多く出てくるだろうが、その時はまたあらためて当ブログで紹介していこうと思う。