最近、靴磨きに凝り始めた。

きっかけは、先月出席した義妹の結婚式でいただいた、引き出物のカタログで注文した靴磨きセット。

注文した靴磨きセットが届いたはいいが、磨き方など知る由もないのでYoutubeで磨き方を学んだ。
ボロボロに傷んだ革靴がみるみる生き返っていく様子をYoutubeで見て感動を覚え、早速自分でもやってみることにした。

元々横着な性格なので、靴の手入れなども全くおこなう事なく、普段使いの革靴はこのとおりボロボロの状態だった。

確かこの靴は3年半ほど前に10,000円で買った靴だ。

今回はこの靴を磨いていく。

今回使用した靴磨きセット・道具

まず引き出物でいただいた「M.MOWBRAY」の靴磨きセットがこちら。

馬毛ブラシ、豚毛ブラシ、ステインリムーバー、デリケートクリーム、そしてシュークリームが入っていた。

そして後に自分で購入した道具がこちら。
シューキーパーと布、そして鏡面磨きをするためのワックスを揃えた。

ステインリムーバーで汚れ落とし

早速Youtubeで学んだ手順のとおり靴磨きを進めていく。

まずは汚れ落としの工程。

履きじわを伸ばすのと、手入れをしやすくするためシューキーパーをセット。
そして全体を馬毛ブラシで磨き、靴表面のホコリを落としていく。

そして布に数滴のステインリムーバーを染み込ませ、全体を軽く拭き汚れを落とす。

ビフォー・アフター確認のため、片足だけやってみた。

靴磨きセットに付属していたステインリムーバー
手前が汚れ落としをした靴

デリケートクリームで保湿

次にデリケートクリームで保湿をおこなう。

人差し指と中指にクリームを取り、全体に均一に塗っていく。

購入してから一度も手入れをしてこなかったので、革が乾燥していたので多めに塗り込んだ。

これもセット付属のデリケートクリーム

シュークリームで油分を与える

次にシュークリームを塗り込み、3年半で失い切った油分を与えていく。

シューキーパーに付属されていた、豚毛のペネトレイトブラシを使って全体に塗布する。

クリームも靴磨きセットに付属されていた

ひととおり塗り終えたら、豚毛ブラシを使って強めに圧をかけながら更にクリームを浸透させていく。

最後に布で全体を乾拭きし、余分なクリームを除去する。

手前がクリームを塗り終えた靴

手入れ前の靴と比べると、見違えるほど綺麗になったのが分かる。

仕上げの鏡面磨き

最後にワックスを使って鏡面磨きをおこなう。

鏡面磨きはかなり難しいので何度もYoutubeを見て勉強した。

ワックスを指に取り、ストレートチップの爪先部分を中心に、かかとや横のフチに薄く何層にも塗っていく。

5層ほど塗れたら、布に数滴の水を含ませ、更にワックスを布に取り、小円を描きながらワックスを優しくならしていく。

これを何度も繰り返していくと、ツルツルした磨き心地に変わってくる。
十分な光沢が確認できればOKだ。

ビフォー・アフターの比較

鏡面磨きを施し、シューレース(靴紐)も締め直したので、左右を比較してみる。

ボロボロだった革靴に潤いと光沢が与えられ、全く別物の革靴に生まれ変わった。

最後にもう片方の靴も磨き、両足のビフォーアフターを比較してみよう。

鏡面磨きが難しく、若干光沢にムラができてしまったが、ここまでの変化を体験すると病みつきになってしまう。

靴磨きがこんなに楽しいものとは思わなかった。