ブログの立ち上げ方を紹介する。
今は個の意見を発信するメディアとして、FacebookやTwitterなどSNSを活用する方も多いと思うが、これらの方法はあくまでプラットフォーム内での発信であり、Web上への発信と比較すると、ややクローズドな手法である。
よりグローバルな領域に向けての発信を目的とする場合、個人でサイトを持つ方が向いているだろう。
個人でサイトを持つ場合、いくつかの方法がある。
代表的な方法をそれぞれ紹介しよう。
レンタルブログサービスを利用する
無料で自分のブログを持つことができる、一番手軽に始めることができる方法だ。
メジャーなサービスだと「アメブロ」などが挙げられるだろう。
記事を書くだけならタイピングさえできれば誰にでもできる。
HTMLやCSSの知識も不要だ。
だが無料かつ手軽に始められる反面、デメリットもある。
コンテンツが運営元に帰属するという点だ。
どういうことかというと、例として運営元の利用規約に反する記事を知らずにアップしたとする。
この時運営の判断で、いきなりブログ自体が削除されてしまうといった事も起こるのだ。
長年時間をかけて沢山の記事を書いてきたブログが、たった一つのミスでいきなり削除されてしまったらどうだろう?
こんなにもったいない話は無いはずだ。
アメブロなどは基本的に商業利用を禁じているので、収益化を目的としたブログなどを作りたい場合、こういったリスクが大きすぎるのでレンタルブログサービスの利用はオススメできない。
無料ホームページ作成サービスを利用する
最近は無料で簡単に自分のサイトを作れるサービスが増えてきた。
jimdoやWixなどは、特にHTMLの知識を必要とせず、ブラウザとインターネット環境さえあれば誰でも自分のサイトを無料で立ち上げることができる、非常に便利なサービスだ。
ただ、こちらにもやはりデメリットがある。
先に挙げたアメブロなどと同様、コンテンツがサービスに帰属するということだ。
仮に何ヶ月、何年とかけて作成したブログ記事も、サービスが運営を終了すれば、同時に自分のサイトも削除されてしまう。
また、デザインの自由度も限られており、基本的にはテンプレートの中で好きなデザインを選ぶことしかできない。
安価で始められることができるのは魅力的なのだが、こういった他社サービスを利用して作られたサイトというのは、サービスを提供するプラットフォームに生死を握られており、コンテンツの価値もプラットフォームと分け合う形になるため、サイトを長く運用する場合、非常にもったいない選択肢といえる。
サーバー・ドメインを独自で契約する
3つ目が当ブログでも採用されている方法で、サーバーとドメインを独自で契約し、自分でブログを構築する方法だ。
※ちなみに当ブログでは、さくらのレンタルサーバとお名前.comでそれぞれサーバー・ドメインを契約している。
独自契約の大きなメリットは、作ったコンテンツは正真正銘自分のものになることだ。
広告掲載やアフィリエイトなどの収益化、デザインのカスタマイズ、ありとあらゆることが自由になる。
だが先の2つの方法に比べて、こちらはややハードルが上がる。
まず、サーバー・ドメインの契約から初期設定までがWebの知識が無い方には多少難しい。
ブログの構築については、オープンソースのWordPressなどを使えばハードルは大きく下がるが、一からHTMLを書いていくとなると素人にはまず無理だ。
しかし何度も言うが、作ったコンテンツは正真正銘自分のものになる。
これを軽視するサイト運営者も多いが、長期でサイトを運用すればするほど、コンテンツが誰のものになるか、という点は重要なポイントとなるだろう
今回は、ブログの立ち上げについて、代表的な3つの方法を紹介したが、次回の記事では3つ目の「サーバー・ドメインを独自で契約する」方法について詳しく解説していこう。