SwiftUIではSwift5.1が採用されており、様々な言語仕様の拡張がおこなわれている。

今回紹介するのは暗黙のreturn

SwiftUIのプロジェクトを開くと、デフォルトでContentView構造体が定義されており、以下のようなコードが書かれている。

struct ContentView: View {
    var body: some View {
        Text("Hello, SwiftUI")
    }
}

bodyはget節だけを持つ計算型プロパティで、従来のコードならプロパティのget節には必ずreturnが必要だった。

しかしSwift5.1では単一式を返す場合はreturnを省略できるようになっている。

今回のbodyプロパティで返しているのは、ひとつだけのViewなのでreturnが省略できるというわけだ。

ちなみにreturnを省略しない場合は下記のようなコードとなる。

struct ContentView: View {
    var body: some View {
        get {
            return Text("Hello, SwiftUI")
     }
    }
}