まずはSwiftにおける配列の初期化について基本をおさらいしておこう。
基本の初期化
配列の初期化には二つの記法があり、以下のlist1、list2、どちらも同じように初期化することができる。
なお、データ型を指定しない場合、初期値によって型推論がおこなわれ、適切なデータ型によって初期化される。
// 基本の初期化 let list1:[Int] = [1, 2, 3] let list2:Array<Int> = [4, 5, 6]
また、空の配列を定義する場合は以下の記法となる。
// 空の配列 let list3 = [Int]() let list4 = Array<Int>()
全て同じ値で初期化する
初期値を全てゼロにするなど、同じ値で初期化をおこなう場合は、以下のように初期値と個数を指定すれば良い。
// 同じ値で初期化 let zeroList = [Double](repeating: 0.0, count: 10) // [0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0]
連続する値で初期化する
レンジ演算子を使うことで、連続する値が入った配列を作ることもできる。
// 連続番号で初期化 let numbers = [Int](-3...3) // [-3, -2, -1, 0, 1, 2, 3]