職場の自社サイトで数年前から様々なアクセス解析ツールを使ってきた。

GoogleAnalyticsはもちろん、PTEngineなどのヒートマップツールなどは大方試してみた。

その中で飛び抜けてユーザー行動の分析に秀でているツール「LogRocket」を紹介しよう。

LogRocketとは

まずは導入後の管理画面から見てもらおう。

アクセスしてきたユーザーがブラウザ上でどのような動きをしたのか、左下のウィンドウで動画として確認することができる。

画面のスクロールや、マウスカーソルの移動など、ユーザーが見ている画面をそのままに記録することができるのだ。

これほど分かりやすい分析ツールは他にないだろう。

では早速導入方法を紹介しよう。

サインアップ

LogRocketのサイトへアクセスし、まずはユーザー登録を行う。

LogRocket

Get Started Freeボタンをクリックしてメールアドレス、パスワードを入力し登録を行う。

プロジェクトの作成

任意のプロジェクト名を入力する。

プロジェクトには複数名のメンバーを招待し、管理画面を共有することもできる。

タグの設置

プロジェクトを作成すると上記の画面が表示される。

SCRIPT TAGと表示されているタブを選択すると、Javascriptタグが表示されるので、この2行のコードをサイト内全ページの<head>タグ内に貼り付けよう。

※GoogleTagManagerやWordPressなどのCMSを使っていれば、タグの設置は簡単なはずだ。

コードを貼り付けてサーバーにアップしたら、GO TO DASHBOARDボタンを押して管理画面へ移動する。

管理画面

サイトにアクセスがないうちは何も表示されないので、一度自分でサイトにアクセスし、画面をスクロールしたりページ遷移を行ったりと、何かアクションを起こしてみよう。

その後しばらくして管理画面を確認すると、自分のアクセスログが見れるようになる。

上記の一覧画面ではアクセスした日時、滞在時間、OS、ブラウザの種類などが分かる。

また、詳細画面では遷移したページ、OSやブラウザのバージョン情報、画面サイズ、Javascriptのエラーまで表示される。

従来のヒートマップツールでは大まかな分析を行うのに適しているが、より細かなユーザー行動の分析には今回紹介したLogRocketに一日の長があるだろう。

状況に応じてツールを使い分けていければ効果的な分析ができるに違いない。

LogRocket