今回は、マンションの敷地面積と家賃の関係を例題に、この二つの変数の関係性の強さを数値として求める方法を紹介する。

相関係数とは

マンションの面積と家賃のように、片方の値が増えればもう片方の値も変化するような関係のことを相関関係という。

相関関係には正の相関と、負の相関があり、それぞれ以下のような関係のことを表す。

正の相関片方が増えればもう片方も増える
負の相関片方が増えればもう片方は減る

このような相関関係を数値として表したものが相関係数だ。

相関係数は二つの変数の関係の強さを表し、-1〜1の範囲で以下のような意味を持つ。

1に近い正の相関
0に近い無相関(関係がない、または弱い)
-1に近い負の相関

Excelで相関係数を求めるCORREL関数の使い方

相関係数はExcelまたはGoogleスプレッドシートのCORREL関数を使うことで簡単に求めることができる。

例として以下の表を見てみよう。

面積と家賃をまとめたデータの一部だが、このデータから相関係数を求めてみる。

D2セルに以下の関数を入力した結果がこちら。
※第一引数に面積が入力されている範囲、第二引数に家賃が入力されている範囲を指定。

=CORREL(A2:A21,B2:B21)

結果は約0.96と極めて1に近く、面積と家賃には強い相関関係があることが分かった。

相関係数は計算式を使って自分で解くこともできるが、このようにExcelやGoogleスプレッドシートを使えばいとも簡単に求めることができる。