Dockerfileではコンテナに環境変数を設定するENVコマンドを使うことができる。
DockerfileにおけるENVコマンドの書き方には2通りの書き方があるので、それぞれを紹介する。
ENVコマンドの基本
まず一つ目の書き方は以下のように変数名の後に半角スペースを入れて値を設定するパターン。
1 2 3 4 5 6 | FROM ubuntu ENV myName taro ENV myDog gon RUN echo "$myName, $myDog" |
このDockerfileをbuildすると、ENVコマンドで設定した環境変数の値が出力されるはずだ。
1行にまとめて書くパターン
もう一つの書き方が以下のように変数名と値をイコール記号で繋ぐパターン。
1 2 3 4 5 | FROM ubuntu ENV myName="taro" myDog="gon" RUN echo "$myName, $myDog" |
このパターンは複数の環境変数を同時指定する際によく使われる。
このDockerfileをbuildした場合も先程と同様、環境変数の値が出力される。