久しぶりにPythonの勉強を再開しようと、MacにインストールされているPythonのバージョンを確認してみると、2.7系と古いバージョンのままになっていた。

今回、3系にバージョンアップするためにpyenvというPythonのバージョン管理ツールを使ったので、備忘録としてバージョンアップの手順をまとめておく。

現在のバージョン確認

まず、自PCにインストールされているPythonのバージョンを確認する。

python -V

Vは大文字で、小文字にするとPythonのコマンドモードに入ってしまうため注意が必要だ。
※もしコマンドモードに入ったら「ctrl + D」で脱出できる。

pyenvのインストール

インストールはHomebrewを使っておこなう。
※Homebrewが入っていない場合は別途インストールが必要。

brew install pyenv

インストールが完了したらバージョン確認。
バージョン情報が返ってくればOK。

pyenv -v

環境変数の設定

次にpyenvの設定をおこなう。

.bash_profileに設定の追加が必要なので、以下のコマンドを全て実行する。

echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile
echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile

インストールするバージョンの確認

次に、現在pyenvでインストールできるPythonのバージョンを確認する。

pyenv install --list

ズラッと長いリストが表示されるので、ここから任意のバージョンを選択してインストールする。

Pythonのインストール

今回はバージョン3.8.1を選択した。

pyenv install 3.8.1

正しくインストールされているか見てみよう。

pyenv versions
* system (set by /Users/hogehoge/.pyenv/version)
  3.8.1

3.8.1が追加されているのが分かる。

しかし「*」マークがsystemに付いているため、現段階ではまだ旧バージョンのままだ。

バージョンの切り替え

以下のコマンドを実行して、新バージョンへの切り替えをおこなおう。

pyenv global 3.8.1

再度versionsを確認すると以下のように切り替わっている。

pyenv versions
  system
* 3.8.1 (set by /Users/hogehoge/.pyenv/version)

最後にPythonのバージョン確認をおこない、バージョンが替わっていればOK。

python -V