Webブラウザで3Dモデルを表示させる方法として、メジャーなところだとThree.jsなどの3D描画用ライブラリが挙げられるが、今回はAutodesk社が提供するAPIサービス「Forge」を紹介しよう。

Forgeとは

建築や設計で使われるCADのメジャー製品「Auto CAD」などを販売しているAuto Desk社が提供する、各種APIを包括したサービスだ。

APIの中には様々な機能があるのだが、今回はWebブラウザで3Dモデルを表示することが目的なので、ここにフォーカスして話を進めよう。

Forge Viewer デモをHerokuにデプロイしてみた

まずは実際にデモを見てもらったほうが早いだろう。

※モデルがズームアウトしており見づらいので、各自ズームして欲しい。

これはフリーの3D素材をForgeのAPIを用いてブラウザ上に描画した例だ。

モデル操作の各種ボタンも利用することができ、中でも「ライブレビュー」という優れた機能も持ち合わせている。

共有URLを別のユーザーに送ることで、同期された画面を複数ユーザーで確認することができるのだ。
Aさんが画面上でモデルを動かすと、招待されたBさんの画面が同じように動くというわけだ。

さらにチャット機能も持ち合わせているため、共有ユーザー同士でモデルを触りながらレビューを行うことができる。

どうだろう。
興味を持ってくれただろうか。

ちなみに、このデモについての実際の描画処理は、Heroku上にNode.jsアプリを作成し、記事内にiframeで呼び出すという流れを行っている。

次回の記事からは今回紹介したデモと同じ環境を構築していく手順を紹介する。