先日より、仕事でWordPressサイトの管理更新を行うことになったのだが、開発環境を用意するにあたってVCCWを採用した。
導入は思ったより簡単だったのだが、設定ファイルの扱いなど細かいところを詳しく把握しないまま進めてしまい、結果痛い目を見たので備忘録としてここにまとめておく。
site.ymlを編集したらやるべきこと
site.ymlはVCCWの設定ファイルで、Vagrantの設定や、WordPressのバージョン指定をはじめとする諸々の設定を行うもの。
Vagrantの設定も含まれているので、site.ymlを編集したら当然vagrant reloadをしなくてはならない。
しかしこれだけでは変更した設定は反映されないため、以下のコマンドで更新をおこなう必要がある。
vagrant reload --provision
しかし何も考えずにこのコマンドを実行するのは危険!
すでに一度環境を立ち上げ、WordPressで編集・更新作業をおこなっている場合、DBまで初期化されてしまうのだ。
これを防ぐため、まずはsite.ymlを開き下記の項目がどうなっているのかを確認しよう。
reset_db_on_provision: true
上記の項目がtrueになっていれば、プロビジョニングの際にDBまでリセットされてしまうので、falseに変更しよう。
reset_db_on_provision: false
それから下記のコマンドを実行する。
vagrant reload --provision
今回俺は、何も知らずに立ち上げた開発環境で作業を進め、site.yml編集、vagrantリロードをおこなったところ、作業データ(DB)が吹っ飛んだ。