リスティング広告などの運用において、通常のトップページと別に、縦長のランディングページ(以下LP)を用意して、LPに向けて集客を行うケースが多いと思う。
広告代理店などでは常識的に行われているだろうが、自社で広告・LP運用を行う場合に見落としがちなのが、LPのnoindex設定だ。
noindex設定とは
特定のページに対してnoindex設定を行うことで、当該ページをGoogle、Yahooなどの検索エンジンにインデックス登録させず、検索結果から除外することができる。
Webサイトは、いくつものページにより構成され、検索エンジンにインデックス登録されたページの質に応じて評価される。
この時、サイト内の質の悪いページが登録されてしまうと、サイト全体の評価にも影響が出てしまうため、適切なnoindex設定が求められるのだ。
よくあるケースとしては、サイト内検索ページの1ページ目、2ページ目など、中身のないコンテンツなどでよく使われる。
なぜLPにnoindex設定が必要なのか?
例えばリスティング広告を出稿することで、本来のトップページよりもLPへのアクセスが多くなるとする。
この状態でLPが検索エンジンに登録されてしまうと、LPが検索上位にきてしまうことがあり、思うような検索順位構成にならなくなってしまうのだ。
特に広告によって、LPを複数運用しているサイトの場合、検索エンジンに重複コンテンツとみなされ、SEOへの悪影響にも繋がりかねない。
こういった問題を避けるために、LPへのnoindex設定が必要とされる。
どうやってnoindex設定をすれば良いのか?
一番簡単な方法は、ページのHTMLコードheadタグ内に以下のmetaタグを追加すれば良い。
<meta name="robots" content="noindex">
また、これまでrobots.txtファイルにページ単位でnoindex指定をする方法もあったが、昨年Googleからサポートしないと公式に発表があった。
robots.txtをどうしても使いたい場合は、Disallow構文を使ってクロール除外を行うこともできるが、現在はmetaタグを使う方法が一般的だ。
SEOにちょっと関心のある人なら適切なnoindexの設定は既にされていると思うが、LPに対しての設定は忘れがちなので気を付けてほしいところ。