Matplotlibで用意されている主なplot関数には、オプションとして色や線種を文字列を使って指定することができる。
線の色と線種の指定
例えばグリーンの破線でプロットする場合、以下のように指定する。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
plt.plot(np.random.randn(30), 'g--')
「g」は線の色(Green)を表し、「–」は破線を意味する。
また、以下のように明示的に分かりやすく指定することもできる。
plt.plot(np.random.randn(30), color='g', linestyle='--')
線の色については、慣れ親しんだ16進数による指定も受け付けている。
plt.plot(np.random.randn(30), color='#cecece', linestyle='--')
データポイントにマーカーを付ける
折れ線グラフには、データポイントを目立たせるためにマーカーを付けることができる。
マーカーの指定は以下のとおり「o」をオプションの文字列に加える。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
plt.plot(np.random.randn(30), 'ko--')
明示的に指定する場合は、以下のように書いてもOKだ。
plt.plot(np.random.randn(30), color='k', linestyle='--', marker='o')
折れ線グラフのスタイルを変える
Matplotlibで折れ線グラフを描画すると、デフォルトで直線で結ばれるようになっている。
このグラフのスタイルはdrawstyleオプションで変更することも可能だ。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
data = np.random.randn(30)
plt.plot(data, 'b--', label='default')
plt.plot(data, 'r-', drawstyle='steps-post', label='steps-post')
plt.legend(loc='best') # 凡例を表示
最後に実行したplt.legendは、各プロットに指定したラベルを凡例として表示するコードだ。