実際に契約する前に、そもそもサーバー、ドメインをよく理解していない方もいるはずだ。
よく理解もしていないものにお金を払うのは気が引けると思うので、今回はそれぞれについて簡単に解説する。
サーバーとは
まずWebサイトは、インターネット環境にある常に起動しているマシンの中に置かれるものだ。
このマシンこそがサーバーの正体だ。
更にいうとサーバーには、ユーザーから送られるこのページにアクセスしたいという要求に対し、自動で要求されたページをユーザーに表示させるといった処理が必要となる。
だが、そんな小難しい処理を行うマシンを一般人が構築することはなかなかできない。
そこで、レンタルサーバーというものがあるわけだ。
業者がサーバー本体を保有し、そのマシンを利用させてもらう代わりに代金を業者へ支払うことになる。
そして利用者はインターネットを通じて、遠隔地のサーバー内にWebサイトを構築していくことになる。
ドメインとは
まずはこのページのURL欄を見てくれ。
当ブログでいうところの「chusotsu-program.com」。
これがドメインだ。
これも業者へ利用料を支払い、利用者独自のドメインを取得する。
先述のサーバーにはIPアドレスという、106.180.11.116のようなインターネット上の番地のようなものが割り当てられているのだが、この暗号のようなIPアドレスを分かりやすくするためにドメインという便利なものが存在する。
携帯電話を例にすると分かりやすいだろう。
友人に電話をかける時に、今どき電話番号を記憶し、番号をプッシュ(タップ)し電話をかける人はいないだろう。
アドレス帳から友人の名前を検索し、電話をかけるはずだ。
このアドレス帳に登録されている名前こそがドメインである。
ドメインという概念がもし無ければどうなるか?
例えば利用しているサーバーを、何らかの理由で別のサーバーに変える(サイトの移転など)ことになった場合、IPアドレスが変わってしまうため、サイトをブックマークしてくれているユーザーはアクセスできなくなってしまう。
ところがドメインを持っていれば、そのドメインの参照しているIPアドレスを新しいアドレスに変えることで、同じドメインにアクセスすれば別サーバーに移転しても全くユーザーには影響を与えない。
chusotsu-program.com → アドレスA
chusotsu-program.com → アドレスB
といった具合だ。
これなら同じドメインにアクセスすれば、裏側でIPアドレスがどう変わろうと全く関係ない。
その他ドメインには色々とメリットがあるのだが細かい話になるので、ここまでにしておこう。
さて、次はいよいよレンタルサーバー、独自ドメインを契約、初期設定を行うところを紹介していく。